コラーゲンドリンクは肌にどのような効果があるのでしょうか。森永製薬の興味深い報告をご紹介します。
森永製薬の報告
報告者 | 森永製菓 |
被験者 | 191名 |
試験 | ダブルブラインド試験 |
4週間後の角層水分量 | 魚鱗由来コラーゲンペプチド5g、10g摂取群は、プラセボ群と比較して有意に増加。豚由来コラーゲンは有効なデータが認められず。 |
4週間後の経皮水分蒸散量,皮膚粘弾性,皮膚弾力所見 | コラーゲンペプチド摂取による有意な変化は認められず。 |
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/56/3/56_3_137/_pdf/-char/ja
魚類由来のコラーゲンペプチドにより、角層水分量はアップする効果が得られてますね。
ヒドロキシプロリンというアミノ酸が含まれるジペプチドやトリペプチドコラーゲンが真皮繊維芽細胞の活性を促進しヒアルロン酸産生を促していると推測されています。
この報告では、測定者も被験者も誰が何を飲んだかわからない試験=ダブルブラインドをしています。これによって、プラセボ効果(思い込みによる改善効果)を排除して本当の効果だけを見る意味合いがあります。
ダブルブラインドは信頼性の高い実験ですが、味でわかっちゃう気がしますので意味はあるのか?という疑問はあります。
ちなみに、この論文の実験条件で、試験中はビタミンCの摂取禁止という条件になってましたので、ビタミンCのコラーゲン産生促進効果はやはり有効ということでしょうね。