ニキビ向け化粧品の基準の1つと「ノンコメドジェニック試験」について

ノンコメドジェニックとは?

ノンコメドジェニック試験とは、その化粧品がニキビができにくいかを確認する試験です。

ノンコメドジェニック試験とはどのような試験を行うか、また、どんな結果が出ればノンコメド試験済みと記載してもいいのでしょうか?

この辺りを日本語で探しても見つからなかったのですが、アメリカの試験会社CRLで見つけたので紹介します。

ノンコメドジェニック試験とは?

ノンコメドジェニックは、「ノン」「コメドジェニック」という2つの言葉がくっついたワードです。

ノン=できにくい

コメドジェニック=ニキビの元(面ぽうともいう)ができる

つまり、ニキビができにくいかどうかを確認する試験、という意味ですね。

化粧品の開発においてよく用いられる試験です。

ノンコメドジェニック試験の評価方法

ノンコメドジェニック試験の評価方法について調査しました。

アメリカの試験会社 CRL(Clinical Research Laboratories)の試験概要を日本語で要約すると、

  • 30人以上で試験する
  • 試験開始前のニキビの数をカウントする
  • 被験者の顔に毎日使う
  • 4週間〜6週間試験する
  • ニキビの数について、統計的に有意な増加がみられなければ、ニキビができにくいと判断できる

ノンコメドジェニック試験済みの表現に注意

試験をクリアすると、商品に以下のような訴求を書くことができます。

  • ニキビができにくい処方です
  • ノンコメドジェニック試験済み

ただし、「全ての方にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。」という言い訳文言(デメリット表示)を記載する必要があります。

これを記載しないと、万人に効果を保証するかのような表現になるので、NGになります。

また以下のようにキャッチフレーズのような表現NGとなります。

  • ノンコメド
  • ノンコメド処方

参考:化粧品の表示に関する公正競争規約施行規則 別表4-1【無添加等無配合を意味する用語】

以上、ノンコメドジェニック試験とは?と評価方法についてでした。

ノンコメドジェニック試験をした市販の化粧品でオススメのものがあれば、今後リサーチしてまとめていきたいと思います。

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