「化粧下地や、日焼け止めを塗った時に出るポロポロの白いカスってなんだろう?
オールインワンジェルを塗ったときも出るときがある。」
原因は、色々なサイトでその情報はありますが、角層うんぬんではなく、化粧品に含まれる高分子と粉体が主な原因です。
今回は、ポロポロの白いカスの原因の詳細と、対策についてまとめました。
目次
日焼け止めの白いポロポロのカスが出る原因成分は?
日焼け止めや下地の白いポロポロのカスは、高分子や粉体が多い化粧品を塗布したときによく起こります。
特に、高分子と粉体が両方組み合わさると、白いポロポロが非常に出やすくなります。
高分子と粉体は、化粧下地、日焼け止め、オールインワンジェルにたくさん含まれていますので、これらを使ったときに出ることが多いです。
ちなみに、ピーリングゲルはこの原理を逆手にとって応用しています。(カチオン界面活性剤も入れていますが)
ここでいう高分子と粉体は、以下のものが代表として挙げられます。
分類 | 化粧品表示名称 | 医薬部外品表示名称 |
高分子 | カルボマー | カルボキシビニルポリマー |
高分子 | アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)クロスポリマー | アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 |
粉体 | 酸化チタン | 微粒子酸化チタンなど |
粉体 | 酸化亜鉛 | 酸化亜鉛、低温焼成酸化亜鉛など |
日焼け止めで白いポロポロが出やすいスキンケア方法
例えば、よくポロポロが出やすいケースとして以下があります。
- オールインワンジェル、下地、日焼け止めを塗った後に、肌に馴染んだ後も長い間肌にすりこむように塗布する。
- オールインワンジェルを塗った後に、化粧下地や日焼け止めを塗る。
オールインワンジェルのようなジェル状の化粧品は、高分子がたくさん含まれており、馴染んだのちにしつこくすりこんでいると、ポロポロの塊となって出てきてしまいます。
同様に、化粧下地や日焼け止めも、上記のようなジェルタイプだと、粉体と高分子を含むので、ポロポロが出やすくなります。
また、ジェルを塗った後に、酸化チタンなどを含む化粧下地や日焼け止めを塗るときも、白いポロポロが出やすくなります。
日焼け止めの白いポロポロが出ないようにする対策
とはいえ、下地や日焼け止めは必須ですよね。
そこで、白いポロポロを出さないための対策をまとめました。
以下のどれかを守れば、比較的白いポロポロは出にくくなると思います。
- 化粧下地や日焼け止めを塗る前のスキンケアは、粘度が低い化粧水、乳液を使う。
- ジェル、化粧下地、日焼け止めを塗布した後は、こすり過ぎない。また、重ね塗りし過ぎない。
- 化粧下地や日焼け止めは、粘度が低いローションタイプなどを使う。
- 化粧下地や日焼け止めにおいて、ノンケミカルタイプは避ける。
まとめ
- 日焼け止めや下地を使うときの白いポロポロのカスの原因は、カルボマーなどの高分子や、酸化チタンなどの粉体が組み合わさってできる。
- 高分子はジェルなどの粘度が高いものに多く含まれ、粉体はノンケミカルの日焼け止めや化粧下地に多く含まれる。
- ジェルを塗った後に、酸化チタンを含む日焼け止めや化粧下地を塗ると、ポロポロが出やすい。
- 白いポロポロを出さないためには、ジェルなどの粘度が高い化粧品を使わない、強くこすり過ぎない、ノンケミカルの日焼け止めや下地を使わない。
以上、参考になれば幸いです。