日本酒化粧水の効果とは?選び方やおすすめは?

日本酒化粧水がお肌に良いと人気ですが、日本盛、大関、会津ほまれなどたくさんのメーカーから商品が発売されており、どれが本当に良いのかよくわからないですよね。この記事では、そもそも日本酒化粧水にはどんな効果があるのか、解説していきます。

そもそも日本酒化粧水ってどんな効果があるの?

基本的には、肌のつや、キメを整える保湿効果がメインです。それ以外はあまり期待できません。

おこめ「質問です!日本酒を作っている杜氏さんは、手がきれいじゃないですか。日本酒成分は美白効果があるんじゃないですか?」

すみしょう「たしかに杜氏さんの手はきれいです。

これは、日本酒を作る過程で美白成分「コウジ酸」によく触れるからと言われています。

コウジ酸は日本酒を作るときの「麹(こうじ)」という原料に含まれますが、最終的な日本酒(コメ発酵液)にはほとんど含まれていないと考えられます。

なので、日本酒化粧水にはほとんど美白効果はないと言っていいでしょう。」

おこめ「日本酒成分以外にも美白効果のある成分が入っているものはどうですか?」

すみしょう「日本酒成分以外にも、美白に効果がある成分を配合している商品はたくさんありますね。アスコルビン酸誘導体(ビタミンC誘導体)とか、アルブチンとか。

しかし、それらの成分は配合量によって効果も変わります。

商品価格と成分の並び順から微量配合のことがほとんどだと思います。

例外として、トラネキサム酸などの美白有効成分を配合している医薬部外品の日本酒化粧水は美白に効果的です。

例えば、白鶴酒造 白鶴 薬用大吟醸のうるおい美白水ですね。」

日本酒化粧水の選び方の3つの注意点

日本酒化粧水を選ぶときの3つの注意点です。

  • どんな効果を求めるかを決める
  • お酒の臭いが少ないものを選ぶ
  • 隠れたエタノールに注意する

どんな効果を求めるか決めておく

日本酒化粧水は、基本的に保湿力の高いものがオススメです。

また、浸透力が良いものがいいです。ヒアルロン酸Naなどが入っていると保湿効果はあがりますが、浸透感が悪くなるので、バランスが大事です。

一方で、美白や抗炎症効果のある医薬部外品も出てきていますので、自分が何を重視するかで決めましょう。

お酒の臭いが少ないものを選ぶ

日本酒化粧水は、コメ発酵液という成分の量によっては、お酒の臭いがします。

また、コメ発酵液の配合量が少なくても、日本酒のイメージを演出するために、ワザワザ、お酒の匂いがする香料を配合しているものもあります。

個人的には日本酒の香りがNGなので、日本酒の匂いがしないものがオススメ。

臭いがきついと、いくら効果がよくても毎日使いたくなくなります。

エタノールに注意する

日本酒は、化粧品表示名称でいうとコメ発酵液です。コメ発酵液では、発酵の過程で生成したエタノールが必ず含まれます。

全成分表示にエタノールと記載されたものはわかりやすいですが、お酒に弱くすぐ赤くなる方は、パッチテストしてから使うことをオススメします。

パッチテストは、コットンに浸した化粧水を、前腕の内側に貼り付けて、5分くらいすればOK。

ドラッグストアで店員さんに言えば、テスターとコットンで確認させてもらえると思います。

[voice icon=”https://shosong.com/wp-content/uploads/2019/04/osaru-bu.png” name=”すみしょう” type=”l”]

私も超絶お酒が弱いのですが、エタノール1%以下の菊正宗化粧水では、赤みは出ませんでした。

一方で、エタノール12%配合の料理酒でパッチテストしたら、赤みが出ました。余程エタノール高配合でないと赤みは出ませんね。

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日本酒化粧水でパッチテストしている最中

日本酒化粧水のパッチテスト開始時
左:菊正宗化粧水高保湿(エタノール1%以下) 右:料理酒(エタノール12%)

↓5分後↓

日本酒化粧水でパッチテストした後

日本酒化粧水のパッチテスト終了時
左:菊正宗化粧水高保湿(エタノール1%以下) 右:料理酒(エタノール12%)

日本酒をそのまま化粧水にするのはアリ?

はるか昔、普段飲んでいる日本酒を、そのままお肌につけて化粧水代わりにするという方法もあったようです。

確かに日本酒は、アミノ酸が0.1〜0.3%ほど配合されているので、ただの水を使うより保湿効果は得られると思います。

また、エタノールが入っているので、浸透力も高く肌馴染みがよいです。

しかし肌が弱い人はかなりの確率で赤みが出ることには注意です。そして、化粧品ではないので、肌トラブルが起こった時は自己責任になります。

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