SK2フェイシャルトリートメントエッセンスの成分解析と使用感レビュー

SK2のフェイシャルトリートメントエッセンス

SK2のフェイシャルトリートメントエッセンスは昔から人気のロングセラー商品です。

デパコスの中でもかなり価格が高い部類ではないでしょうか。

今回は、SK2の成分解析と使用感レビューを行いました。

 

結論としては、以下の感じです。

  • 天然保湿因子を含む化粧水
  • 長期的に見て肌を正常化してくれることが期待
  • 非常にさっぱりな感触
  • 刺激になることもある

 


SK2フェイシャルトリートメントエッセンスの基本情報

SK2のフェイシャルトリートメントエッセンス
商品名 SKⅡフェイシャルトリートメントエッセンス
メーカー P&Gプレステージ合同会社
製造販売元 P&Gプレステージ合同会社
価格 75ml 9,350円(税込)
特徴
  • SK-II独自のピテラ™を90%以上含む
  • ピテラ™が美しい肌に必要な要素に働きかけ、揺らぎやすい肌のコンディションを整えます。そして使うほどに、潤いあふれるクリアな素肌へ導きます

SK2は、ピテラという発酵液を90%以上使っていることが特徴です。

P&Gが作っているというのは知らなかったです。

 

SK2フェイシャルトリートメントエッセンスの成分解析

成分 説明 推定配合率(%)
ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ) SK2ピテラ、保湿、整肌。NMFなどの有用成分を含む。 90%以上
BG 2価アルコール、保湿 3%
ペンチレングリコール 2価アルコール、保湿、抗菌 2%
ベース 1%
安息香酸Na 防腐 1%以下
メチルパラベン 防腐 1%以下
ソルビン酸 防腐、カビに強い 0.5%以下

超シンプル構成です。

 

よく〇〇エキスをやまほど記載したコスメがあるのですが、そういうのはエキスをたっぷり配合しているとみせかけるためであり、実際は微量配合が多いので、私は好きではありません。

 

このような厳選成分を1つ絞って入れているのは良いですね。

 

SK2にはどんな効果が期待される?

SK2のガラクトミセス培養液には、お肌がもともと持っている天然保湿因子(ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ピロリドンカルボン酸Na、乳酸Naなど)を含んでいます。

 

そのため、一時的な保湿効果というよりも、長期的にみて肌のもともと持っている保湿機能を正常化してくれるような気がします。

 

肌が正常化して水分を蓄えることによって、ハリ、ツヤ、キメなどが良くなるのではと推察されます。

 

ここにセラミド産生促進効果などがあれば、さらに嬉しいですが、そのような効果については言及されていませんでした。

 


SK2処方の気になる特徴をピックアップ

ガラクトミセス培養液が高配合

SK2に使われている「ガラクトミセス(Galactomyces)」は酵母の一種であり、わかりやすく言うとカビです。

ちなみに、昔はサッカロミセスマイコプシス(Saccharomycopsis)と呼ばれていましたが、研究結果から名称を変えたとのこと。

 

カビと聞くと悪いイメージもあるかもしれませんが、そんなことはありません。カビは、糖類やタンパク質を分解して、アルコール、有機酸、アミノ酸、ビタミンなどを生み出します。これを発酵と言いいます。

 

で、一口にガラクトミセスといっても、微生物なのでいろんなガラクトミセスがありまして、性質が異なります。

 

SK2のメーカーであるP&Gの特許を見ると、ピテラのドンピシャの特許は見つかりませんでしたが、「KASHIWAYAMAから得られたピテラ」と表現されています。

 

さらに調査すると、1980年頃に、柏山眞慧(かしわやましんえい)さんと言う方が、カシワヤマ株という菌株が国際出願されていました。

 

この菌を使っているのかなと考えています。

 

ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)とは?

SK2の発酵液は、正式名称が、ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)です。

 

しかし、1つ気になるのはギュウニュウ・・・牛乳?

 

ネットでは、牛乳で発酵させた液体という情報がありますが、果たして本当でしょうか?

 

SK2のカスタマーサポートにチャットで問い合わせしたら、以下のような回答を受けました。

 

<P&Gのお客様サポートの回答>

SK-II<ピテラ>の生成過程において、厳選されたSK-II酵母を、牛乳由来成分を含む発酵を促進する栄養分を配合した独自の培養液の中で増殖させている。 ただし、乳(牛乳・乳製品など)アレルギーであると診断された、または、その疑いがある方については使用を控えていただくことをおすすめする。

 

つまり、

SK2酵母(ガラクトミセス Galactomyces candidus)

独自の栄養成分(牛乳由来成分も含む)

発酵

ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)

 

こんな感じで出来上がるようです。

 

酵母に与える栄養の中に、牛乳由来成分も含むということです。牛乳アレルギーの方への配慮も込めて、わざわざギュウニュウという表記にしているようです。

 

なので、ネットでよくみかける牛乳で発酵させたというのは、ちょっと誤解がある表現です。

 

ガラクトミセス培養液中の有用成分の含有量は?

ガラクトミセス培養液の中身を化学的に推定すると、水がほとんどだと思います。

SK2を実際に使用してみた使用感から考えると、発酵液の組成は、

  • 水が98%以上
  • 有用成分が2%以下

くらいじゃないかなと思います。

 

この仮定でいくならば、SK2には発酵液が90%配合されているので、化粧水中に含まれる有用成分の配合量は最大1.8%くらいになるということですね。

 

防腐剤の種類が多い

ただ、防腐剤が以下のように3つ配合されているのが気になります。

  • 安息香酸Na
  • メチルパラベン
  • ソルビン酸

 

長年のロングセラーですので、普通肌の人は問題ないと思いますが、肌が弱い人はピリピリする可能性があるのではと思いました。

 

ちなみにSK2のpHをみてみてると、pH6〜7くらいでした。

SK2のpH

pHが中性に近いとパラベン系の防腐力が弱くなり、防腐剤の種類や量が多めに配合されているかもしれません。

 

肌の強い私の妻は、ピリピリするということでした。なんどやっても同じで、手の甲も顔もピリピリすると言ってました。

 

他の人の口コミでも刺激になる人もいるということで、肌に合わない方もいるということです。使う前は少量をパッチテストして使った方がよいです。

 

ちなみに、私はまったく問題ありません。

 

SK2フェイシャルトリートメントエッセンスの使用感は?

SK2は妻へのクリスマスプレゼントという名目で購入しました。

 

私も使わせてもらっていますが、超さっぱり化粧水です。正直、水よりちょっと保湿力あるかな?という感じ。

 

ガラクトミセス発酵液といっても使用感から推測すると、水が99%くらいで、有益な保湿成分等は1%くらいじゃないかなと思いました。

 

ただ、SK2の液滴を手に垂らしてみると・・・液滴がわりと丸くなっているのがわかると思います。

SK2の感触

有機物が多く入っていると、液滴が丸くならずに伸び広がるのですが、SK2はそこまで伸び広がらないので、ほとんど水なのかなとは思います。

 

香りは発酵っぽい独特の感じですね。好き嫌いがあるようですが、私は大丈夫でした。

 

SK2はどんな人にオススメ?

肌がもともと持っている天然保湿因子である、ピロリドンカルボン酸Naとか乳酸Naとかアミノ酸、ミネラルが入っています。

 

一時的な保湿感は弱いですが、長期的に見て肌のコンディションを整えてくれるので、長い目でみてお肌の調だと思います。肌本来の保湿機能を高めるというイメージですね。

 

普段のスキンケアにプラスワンで使っても良いと思います。

 

しかし価格は高いですよね。

 

使用感から推測すると、有用成分はおそらく1%くらいであり、原料代よりも容器代、人件費、宣伝費にコストがかかっているのは否めないなと思います。

 

韓国で類似品が出ているので、それと比べてどうかを今後、考察したいと思います。

 





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