無印の敏感肌美白美容液の成分と安全性|白斑やヒリヒリする?

敏感肌美白美容液の白斑の可能性
すみしょう
こんにちは、元化粧品研究者のすみしょう(@smishow01)です。

 

「無印の敏感肌美白美容液が気になるけど、白斑やかゆみやヒリヒリがないか心配」

このように思われる方も多いと思います。

 

無印の敏感肌美白美容液は、人気雑誌LDKに取り上げられてから爆発的なヒットとなり、一時は相当な品切れが続きましたよね。

 

さて、敏感肌美白美容液は、白斑になる可能性はゼロといえます。しかし、肌トラブルは人によっては起こると言えます。

無印の敏感肌美白美容液の全成分を確認しつつ、肌トラブルの原因となるか解析しました。

 


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無印敏感肌美白美容液の全成分を解析

無印敏感肌美白美容液の各成分について、推定配合率、配合目的を表でまとめました。

全成分 配合率 配合目的
ビタミンC・2-グルコシド 2% 有効成分・美白
グリチルリチン酸2K 0.05〜0.2%
有効成分・抗炎症
70〜90% ベース
DPG 保湿
濃グリセリン 保湿
オリブ油 油分
ミリスチン酸オクチルドデシル 油分
1,2-ペンタンジオール 保湿・抗菌
グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液 保湿
シクロペンタシロキサン 感触改良
親油型ステアリン酸グリセリル 乳化
ミツロウ 油分
ベヘニルアルコール 乳化安定
ホホバ油 油分
PEG(31) 保湿
ステアリン酸PEG 乳化
ステアリン酸POEソルビタン 乳化
メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液 保湿
ヒアルロン酸Na-2 1%以下 保湿
チンピエキス 1%以下 保湿
スベリヒユエキス 1%以下 保湿
グレープフルーツエキス 1%以下 保湿・抗菌
アンズ果汁 1%以下 保湿
1,2-ヘキサンジオール・1,2-オクタンジオール混合物 1%以下 抗菌
BG 1%以下 エキスの溶媒
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 1%以下 粘度調整
キサンタンガム 1%以下 粘度調整
クエン酸Na 1%以下 pH調整
水酸化K 1%以下 pH調整
天然ビタミンE 1%以下 安定化
フェノキシエタノール 1%以下 防腐

 

無印敏感肌美白美容液は、水分、保湿成分、油分、乳化剤、防腐剤を配合したウォーターベース(O/W型)乳化処方であり、乳液と考えれば良いかと思います。

 

配合率の推定についてですが、医薬部外品は並び順に決まりはないので、配合順に並んでいると仮定して解析しています。

 

ヒアルロン酸Na-2は1%以上入れると、どろどろの液体になるので1%以下と推定され、それゆえ、以降も1%以下だと思われます。

「?」も多く申し訳ないのですが、ここは正直、解析するのは難しいです。

 

以下、特筆すべき成分を紹介します。

 

有効成分

無印敏感肌美白美容液は、医薬部外品であり、有効成分はビタミンC・2-グルコシド(ビタミンC誘導体)、グリチルリチン酸2Kの2つですね。

メラニンの生成を抑え、シミソバカスを防ぐ効果があります。

 

成分の推定配合率について

有効成分の推定配合量はどうやってわかるの?ということです。

 

医薬部外品の有効成分については、ほとんどの場合は、「いわゆる薬用化粧品中の有効成分リストについて」に記載の成分・配合量で処方を作ります。

 

無印敏感肌美白美容液は、厚労省に承認される時の名称(販売名)が、「M薬用美白美容液DC」であり、厚労省の承認一覧で調べると、種別は「クリーム、乳液、ハンドクリーム、化粧用油」に該当します。

 

リストによると、グリチルリチン酸K2Gは0.05〜0.2%くらいと推察されます。

 

ビタミンC誘導体については記載されていないので、すぐには分からないです。

が、この成分の原料メーカーである「林原」の実験では2%がよく使われていること、成分配合量を全開示している「ちふれ化粧品」の美白化粧品でも2%だったので、無印のビタミンC誘導体も2%くらいなのかと推察されます。

 

保湿成分

代表的な保湿成分である濃グリセリンやDPGを配合していますが、チンピエキスが珍しい保湿成分ですね。

チンピエキスは、配合量が多いと美白効果も期待できるので、無印の美容液が美白効果が高いという人気の秘密かもしれません。

 

油分・シリコーン

オリブ油、ミリスチン酸オクチルドデシルなど、代表的な油分が入ってます。また、さらっとしたシリコーンであるシクロペンタシロキサンも入ってますね。

油分があると、水分蒸発をふせぐフタの役割をしてくれますので、これ1本で化粧水、乳液、美容液という感じで使えるような感じがしますね。

 

防腐成分

代表的な防腐剤として、フェノキシエタノールが含まれます。

さらに、抗菌力のある成分として、

  • 1,2-ペンタンジオール
  • 1,2-ヘキサンジオール
  • 1,2-オクタンジオール
  • グレープフルーツ種子エキス

 

など、結構な種類を入れています。

この商品自体はアレルギーテスト済みなので、一応の刺激に対する安全性は確保されていますが、防腐成分はしっかり入れているので、刺激は気になりますね。

 

無印敏感肌美白美容液の安全性|白斑を起こす可能性は?

カネボウの白斑問題は、ロドデノールという美白有効成分が原因でした。

では、美白効果に定評のある無印の美白美容液でも、白斑が起きる可能性はあるのでしょうか。

 

結論から言えば、無印敏感肌美白美容液が白斑を起こす可能性はないです。

 

それは、ロドデノールとビタミンC誘導体は美白メカニズムが異なるためです。

 

美白効果は、言い換えると、メラニンの生成を抑える効果のことを言います。

それを踏まえて両者の美白メカニズムを簡単に説明すると・・・

  • ロドデノール・・・メラニン合成の過程でメラニン生成酵素を阻害する→その代謝物が、細胞にダメージを与えて白斑が起こる
  • ビタミンC誘導体・・・メラニン合成の過程で、メラニン中間体を還元する

 

というように、美白メカニズムが異なるので、無印敏感肌薬用美白美容液が白斑になる可能性はないのです。

また、無印の敏感肌美白美容液に使われているビタミンC誘導体は、1995年に開発され、色々なメーカーが使っており、歴史もあるので安心といえます。

 

参考:ロドデノール含有化粧品の安全性について, 公益社団法人 日本皮膚科学会 ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会 2015.8.7作成(VER.7)

 

ハイドロキノンとは違うの?

無印敏感肌美白美容液は美白効果は、ハイドロキノンとは違うの?という疑問についてですが、これも美白メカニズムが異なります。

 

ハイドロキノンは、ロドデノールと同じく、メラニン生成酵素を阻害する効果がありますので、ビタミンC誘導体とは異なります。

 


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無印敏感肌美白美容液の安全性|かゆみやヒリヒリはあるの?

白斑については問題ないのですが、かゆみや、肌荒れ、ヒリヒリしたなどのトラブルはあるのでしょうか。

結論からいうと、可能性はあります。

というのも、どの化粧品もそうですが、その人の肌質、体調にも関係する部分も大きいのです。

 

「いやいや、アレルギーテストしてるじゃん?」

 

と思われてるかもしれませんが、アレルギーテストは、30〜50名ほどで実施して、大きな刺激が出ないことを確認するだけで、万人に刺激がないことを保証するものではないのです。

実際は、小さな刺激、すぐに消える刺激がでることもあります。

なので、注意書きとして「全ての方にアレルギーがないことを保証するものではない」と記載がされるのです。

 

無印敏感肌美白美容液のかゆみやヒリヒリなどの口コミはある?

では、実際に無印の美白美容液で肌トラブルにあった人がいるか、口コミで調査してみました。

 

2019年5月14日に、@コスメさんの口コミを確認した結果、505件中、ひりひりは7件、かゆみや肌荒れになった人は1件でした。

このデータだけ見ると、100人に1〜2人は、肌に合わない人がいるということです。

 

まとめ

無印敏感肌美白美容液はロドデノールと美白メカニズムが異なるため、白斑にはならない。

また、ハイドロキノンとも美白メカニズムは異なる。

ただし、ヒリヒリするなどの肌トラブルは100人に1〜2人は起こっている。

 

化粧品は自分の肌に合うかが一番重要です。

よく確かめてお気に入りを見つけましょう。

 

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