メラノCCのシミ対策美容液の成分解析!本当に効果ある?【研究者が語る】

メラノCCシリーズ

「メラノCCの成分ってどんなの?本当にシミや毛穴に効果あるの?」

 

ロート製薬のメラノCCは、プチプラで人気の美白化粧品です。

特に一番人気なのが、薬用美白美容液ですね。

 

特徴的な黄色のパッケージで、いかにもシミに効果がありそうですが、成分や処方の観点から本当に効果があるのか、特許、成分、処方を調べて考察しました。

 

まず、結論です。

メラノCC美白美容液は、

  • シミ予防、ニキビ予防、肌荒れ予防に効果的
  • 肌のハリアップも期待
  • 保湿力は弱そう
  • まれに刺激になる方もいるかも

 

すみしょう
私は、化粧品研究職としてスキンケア製品を7年開発してました。本ブログでは科学的な観点で化粧品を考察しています。肌質は人それぞれなので、1つの参考としてご覧ください。

 

メラノCCの基本情報

商品名 メラノCCシリーズ
メーカー ロート製薬
製造販売元 ロート製薬
ネットでの参考価格(税込)
  • メラノCC薬用シミ対策化粧水 170ml 626円
  • メラノCC薬用シミ対策保湿クリーム 23g 800円
  • メラノCC薬用シミ集中対策美容液 20ml 1089円
  • メラノCC集中対策マスク20枚670円
特徴
  • メラニンの生成を抑え、ニキビ、しみ、そばかすを防ぐ
  • ニキビ跡や毛穴にもうるおいを与えて肌を整える
  • 不安定なビタミンC+ビタミンEで安定化

 

メラノCCはロート製薬のメンソレータムから出ている美白化粧品で、プチプラで非常に人気ですね。

 

美容アプリのLIPSによると、メラノCCのスキンケアシリーズでは以下の順番で口コミ数が多く、人気であることが読み取れます。(2020年1月14日調べ)

  • 美容液 1854件
  • 化粧水 774件
  • マスク 173件
  • クリーム 85件

 

黄色のパッケージでビタミンCがたくさん入ってそうなイメージですね。特徴はビタミンCとビタミンEをミックスさせていることです。

 

ちなみに、化粧水、クリーム、美容液は医薬部外品で美白を訴求できますが、マスクは医薬部外品ではありませんので、美白効果は訴求できません。効果はあると思いますが。

 

ロート製薬のビタミンC系の特許について

ロート製薬のビタミンC系の特許を調査しました。

 

特許4637441(2002年3月25日出願)

  • ビタミンC or その塩 or その誘導体
  • 水 19.5〜55%
  • グリコールエーテル 30〜60%

 

他にも請求項に条件がありますが、とりあえず上記のような感じです。

 

上記は、化学名なので、化粧品表示名称に変換すると、

  • アスコルビン酸、アスコルビン酸Naなど、アスコルビルグルコシドなど
  • 水 19.5〜55%
  • エトキシジグリコール 30〜60%

 

という感じで、メラノCCのアイテムもこの特許で守られるように、処方を組まれていると思います。

 

メラノCC美白美容液の成分解析

メラノCC薬用シミ対策美容液

この記事では、一番人気の美白美容液について掘り下げます。

 

全成分解説

<有効成分> アスコルビン酸(活性型ビタミンC)、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)、グリチルリチン酸ジカリウム、イソプロピルメチルフェノール

<その他の成分>>ビタミンCテトライソパルミテート、エトキシジグリコール、アルピニアカツマダイ種子エキス(アルピニアホワイト)、BG、エデト酸塩、粘度調整剤、香料

 

医薬部外品は、全部の成分を表示しなくてもよく、おそらくですがメラノCCは「精製水」を表示していないと思われます。

 

それを加味すると、大まかな処方としては、

  • アスコルビン酸(美白) 3%
  • トコフェロール酢酸エステル(血流促進、肌荒れ改善、ニキビ予防) 0.05%
  • グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症、ニキビ予防) 0.05%
  • イソプロピルメチルフェノール(殺菌、ニキビ予防) 0.05%
  • 水(溶剤) 40%
  • エトキシジグリコール(溶剤) 50%
  • 植物エキス、安定化成分等…微量

 

くらいかなと推定されます。

 

油性成分を含まず、とにかく有効成分をお肌に届けようとしている美容液という印象です。

 

メラノCCの優れた成分と処方&期待される効果

アスコルビン酸+エトキシジグリコール

アスコルビン酸は、メラニン生成を抑制したり、メラニンを還元して薄くするため、紫外線によるシミ予防効果が期待できます。

 

シミの原因はいろいろあるのですが、紫外線によるシミには効果的でも、肝斑や後天性真皮メラノ菜トーシスなどには効果が期待できません。

 

さらに、アスコルビン酸はコラーゲンの合成を促進しますので、肌のハリアップや、毛穴の目立ちにも効果がありそうです。

 

ただ、アスコルビン酸は普通に配合しただけでは、安定性が悪く、分解しやすいデメリットがありました。

そこで、ロート製薬は、エトキシジグリコールと水のバランスを調整した溶媒を組み合わせると、安定に配合する技術を開発しました。

 

これは、なかなかすごい技術です。

 

ここに、浸透量がアップするという効果があれば、さらに良いのですが、見当たりませんでした。

 

トコフェロール酢酸エステル

ビタミンEに、酢酸をくっつけた成分です。

 

ビタミンEは強力な抗酸化作用があるのですが、空気にふれて酸化しやすいため、酢酸をくっつけて安定性を高めています。

 

代表的な効果として、血流促進効果、抗酸化による肌荒れ防止、過酸化脂質抑制効果があります。

 

さらにビタミンCと組み合わせることで、ビタミンCの安定性を高める効果もあります。

 

グリチルリチン酸ジカリウム&イソプロピルメチルフェノール

グリチルリチン酸ジカリウムは抗炎症成分で、特に大人ニキビ予防に効果的と言われています。

 

イソプロピルメチルフェノールは、よく使われる殺菌成分で、特に思春期ニキビに効果的と言われています。

 

ただし、あくまで予防であり、ひどいニキビを治すのは病院や医薬品の仕事です。

 

アルピニアカツマダイ種子エキス(アルピニアホワイト)

一丸ファルコスという国内大手の原料メーカーの成分で、中国から取れる植物由来のエキスです。

 

メラニン細胞におけるメラニンの生成には、PLD1シグナルというメラニン産生をブレーキするシステムがあります。

 

アルピニアホワイトは、メラニン生成に関わるPDL-1(Programmed cell death 1)をストップするアプローチでシミ予防します。

参考:アルピニアホワイト(一丸ファルコス)

 

こちらは、有効成分ではないので、訴求できないですが面白いアプローチ。

 

メラノCCの不安な成分・処方

アスコルビン酸の効果がどれくらいあるか?

アスコルビン酸は水溶性であり、角質層に浸透しにくいと言われていますので、その点が気になります。

たくさん配合されていても、浸透量が少なければあまり効果は期待できません。

 

エモリエント効果が不足

美容液ですが、油分を含まないので、肌の水分蒸発を抑える力は弱いと思います。

他の乳液やクリームを使って保湿するのは重要だと思います。

 

刺激になる人も

アスコルビン酸は刺激になる方もいるので、注意して使いましょう。

少しでも合わないと思ったらやめるべきです。

 

どんな人におすすめ?

  • 紫外線が原因のシミ予防をしたい方
  • ニキビ予防したい方
  • 肌荒れに悩む方
  • 肌のハリをアップさせたい方

 

にオススメですね。

 

アスコルビン酸が有効成分なので、メラニンを作らせない効果があります。また、できてしまったシミを薄くする効果も多少期待できます(広告では訴求できないですが)

しかし浸透性から効果は弱いものと思います。

 

ニキビや肌荒れしやすい方に有効な成分として、ビタミンE誘導体、グリチルリチン酸2K、イソプロピルメチルフェノールが入ってます。こっちの効果の方が期待できるんじゃないかな?

 



人気 元化粧品研究すみしょうが選ぶマイベストコスメ




メルマガ登録4000名様突破!(2020年7月現在)
「化粧品の成分ってよくわからない。化粧品に詳しくなりたい」

化粧品研究職を7年経験した私が、化粧品成分の働き、化粧品開発の流れ、広告に騙されない化粧品選びを学べる無料メルマガ講座を配信中。
また、不定期で皮膚科学研究の紹介、話題コスメ、その他お知らせも配信。

コスメ大好きな方、美容部員さん、OEM処方開発1年目、化粧品企画部門の方などからご好評頂いています。ぜひ登録してみてください。