【敏感肌向け美白】コーセーモイスチュアマイルドホワイトエッセンスの成分解析&使用感レビュー

コーセーモイスチュアマイルド ホワイトパーフェクトエッセンスの成分解析

化粧品研究職を7年やってました、すみしょうです。

 

今回は、敏感肌の人も使いやすい美白オススメコスメの成分解析&使用感レビューをしていきます。

 

それが、コーセーモイスチュアマイルド ホワイトパーフェクトエッセンスです。

コーセーモイスチュアマイルド ホワイトパーフェクトエッセンス
すみしょう
コーセーモイスチュアマイルド ホワイトパーフェクトエッセンスは、安全性が高く、デパコスレベルの成分が配合されているのに、価格が1000円台のプチプラという驚異の商品です。

 

肌が敏感な人は、「美白に興味あるけど刺激があって使えない」と悩む人も多いですよね。

 

刺激につながる成分の傾向としては、有効成分、エタノール、防腐剤、香料、界面活性剤など、分子量が500以下と低くて、さらに油に馴染みやすいものが挙げられます。これらは浸透しやすいからですね。

 

美白コスメは、上記の美白成分がしっかりと配合されているので、人によっては刺激を感じやすいのだと思います。

 

その点、今回紹介するコーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスは、有効成分その他の成分も含めて敏感肌向けにマイルドに作られた処方だと感じます。

 

1つ1つの成分がどのような目的で配合されているか、どんな特徴があるかをわかりやすく解説しますので、敏感肌で美白が気になる方は、参考にしてください。

 

コーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスの成分解析

コーセーモイスチュアマイルド ホワイトパーフェクトエッセンスの成分解析
成分 説明
ナイアシンアミド
美白有効成分、肌荒れ防止、皮脂分泌抑制
精製水 ベース
1,3-ブチレングリコール
多価アルコール、保湿
濃グリセリン
多価アルコール、保湿
L-アスコルビン酸2-グルコシド
ビタミンC誘導体、美白
ヒアルロン酸ナトリウム(2) 高分子、保湿
リン酸L-アスコルビルマグネシウム
ビタミンC誘導体、美白、皮脂分泌抑制
ローヤルゼリーエキス 蜜蜂由来、保湿
水溶性コラーゲン液(A) 高分子、保湿
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
高分子、粘度調整
アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体/イソヘキサデカン/ポリソルベート80
高分子、粘度調整・乳化
エデト酸二ナトリウム
キレート、安定化
カルボキシビニルポリマー
高分子、粘度調整
スクワラン
炭化水素油、エモリエント
テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット
エステル油、エモリエント
ポリオキシエチレンメチルグルコシド 糖+PEG、保湿
メチルポリシロキサン
シリコーン、感触調整
リン酸一水素ナトリウム pH調整
リン酸二水素ナトリウム pH調整
水酸化ナトリウム pH調整
水素添加大豆リン脂質
非イオン性界面活性剤、乳化、エモリエント
フェノキシエタノール 防腐
メチルパラベン 防腐

 

以下、成分や処方の特徴を詳しく説明します。

 

コーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスの良い成分・処方

特徴はなんといっても、プチプラで、ナイアシンアミドを有効成分とした医薬部外品であることです。

 

ナイアシンアミドを配合してプチプラの医薬部外品は、現在この商品以外にありません。

 

ナイアシンアミドの効果としては、以下が期待されています。

  1. 肌荒れ防止
  2. シワ改善
  3. 美白
  4. 皮脂分泌抑制

 

肌荒れ防止

1はカネボウのフレイアセルフォースVという美容液で効能を取得したようですが、古くてもう売っておりませんでした。

 

4の皮脂分泌抑制によって、肌荒れを防いでいるのかもしれません。

 

シワ改善

2のシワ改善は、最近シワ改善クリームに有効成分として認められ、各種メーカーで配合されています。しかし、データやメカニズムは不明です。

 

コーセーなどのホームページによると、コラーゲン産生促進が関わっているそうです。

 

ちなみにシワ改善クリームについては、別の記事でオススメランキングを作っています。

関連記事:シワ改善クリームのオススメランキング

 

美白

3の美白効果は、「メラニンの産生を抑制し、シミそばかすを防ぐ」というもの。

 

この商品以外にも、各種製品で医薬部外品の有効成分として認められている効果です。

 

メラニンが作られる工場「メラノサイト」から、メラニンをため込む倉庫「メラノソーム」に受け渡す工程をブロックし、シミそばかすを防ぐと言われています。

参考:T. Hakozaki, L. Minwalla, J. Zhuang et al. (2002-7). “The effect of niacinamide on reducing cutaneous pigmentation and suppression of melanosome transfer”. The British journal of dermatology 147 (1): 20–31.

 

皮脂分泌抑制

4は有効成分の効能として認められてはいませんが、臨床試験で報告がある効果です。

 

ニキビ予防にも一定の効果があると思われます。

 

参考:Zoe Diana Draelos, Akira Matsubara, Kenneth Smiles (2006-6). “The effect of 2% niacinamide on facial sebum production”. Journal of cosmetic and laser therapy 8 (2): 96–101.

 

このように、多くの効果を持つナイアシンアミドは、配合されているだけで非常に嬉しい成分です。

 

さらに、安全性もかなり高く、1998年、1999年に報告されたP&Gの累積皮膚刺激、アレルギー試験での報告では、

★0%,2%,10%および20%ナイアシンアミドを含む保湿剤を対象にHRIPT(皮膚刺激&感作試験)を半閉塞パッチおよび閉塞パッチにて実施したところ、これらの試験では皮膚刺激の兆候はみられなかったため、ナイアシンアミドは長時間(23時間のパッチを週3回3週間)接触しても20%濃度までは皮膚刺激を誘発しないと結論づけられた(Procter&Gamble,1998;1999)

★100人の被検者に0%,1%,2.5%および10%ナイアシンアミドを含む水中油型エマルションを対象にHRIPT(皮膚刺激&感作試験)を半閉塞および閉塞パッチにて別々に実施したところ、いずれの被検者にも皮膚刺激および皮膚感作の兆候はなかった(Procter&Gamble,1998;1999)

引用:https://cosmetic-ingredients.org/barrier-repair/niacinamide/

 

となっており、高濃度でも皮膚刺激やアレルギーリスクがほとんどないと思われます。

 

ナイアシンアミドを配合したコスメは結構あるのですが、微量配合か、あるいは医薬部外品ではない普通の化粧品のものが多いです。

 

デパコスレベルになるとしっかり配合した製品もたくさんあり、例えば、最近だとシワ改善クリームとして、コーセー、カネボウ、花王、SK2、オルビスなど、有名メーカーのシワ改善クリームにはほとんどナイアシンアミドが配合されています。(名称は、ニコチン酸アミドとなっているときもあります)

 

ただ、プチプラで、ナイアシンアミドをしっかり配合し、医薬部外品の承認を受けているのはコーセーのコーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスだけしか知らないですね。

 

ちなみに、最近人気のThe Ordinaryナイアシンアミド10%美容液も同様の効果は期待できると思いますが、その他の成分でちょっと刺激の懸念が大きいです。

関連記事:オーディナリー(The Ordinary)ナイアシンアミド美容液の成分解析

 

その点、コーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスは、より安全性も高いかと思います。

 

コーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスの気になる点

コーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスの懸念点としては、美白効果がかなりマイルドだと思われる点です。

 

というのも、有効成分は肌に浸透する必要がありますが、肌のバリア機能を浸透するには、油に溶けやすく分子量が小さいものでないといけません。

 

しかし、ナイアシンアミドは水に溶けやすく、以下のデータから見ると50%も水に溶けます。水に溶けやすい成分は、肌の角質層に浸透しにくいのです。

化学式: C6H6N2O
分子量: 122.1
・昇華する
・融点:127-131℃
・密度:1.4 g/cm³
・水への溶解度(20℃) :100 g/100 ml (非常によく溶ける)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-0.38

出典:ILO

 

余談ですが、油に溶けやすすぎると、角質の浸透しやすさ的には良いのですが、角質層の奥は親水性が高まるため、拡散しにくくなります。

 

そのため、浸透→拡散のバランスが良いのはちょうど良い油っぽさ。

 

すなわち、オクタノール(油)/水の分配係数が1くらいとされています。(1より大きいと油に溶けやすく、小さいと水に溶けやすい)

参考:皮膚透過を考慮した機能性化粧品開発

 

ナイアシンアミドは、オクタノール/水分配係数が、マイナス0.38 なのでかなり水に溶けやすいものとわかります。

 

もしかしたら、リン脂質でカプセル化して、ナイアシンアミドの浸透を促進している可能性もあるかと思ったのですが、安定カプセルにするためのコレステロールなどが入ってないのでその可能性は低いかなと。

 

デパコス級のナイアシンアミド製品は、有効成分の他にも、その他の成分で浸透効果を高めたり、相乗効果を狙っているのではと思いますので、より効果を求めるなら高いデパコスを選んだ方が良いのではと思います。

 

関連記事:すみしょう厳選!プチプラでオススメの美白ランキングベスト5

 

コーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスの使用感レビュー

コーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスの液滴の外観

わずかに白濁しており、とろみがあるジェルっぽい美容液です。

 

白濁は、大豆リン脂質やスクワランなどの油分が乳化されているからだと思います。

 

塗った感じは、伸びが良いのですが、ぬるぬる感があって、浸透感は遅めかなと思います。

コーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスの液滴の外観2

しかし乾いたのちは、肌が柔らかくなった感じがして良いです。

 

香りは無香料ですが、原料臭がやや感じられます。

 

また、私の肌ではピリピリなどはありませんでしたので、使いやすいなと思っています。(オーディナリーはピリピリする)

 

選ぶときの注意点

コーセーモイスチュアマイルド ホワイトシリーズ

モイスチュアマイルドホワイトシリーズは、化粧水や乳液、クリームなどが売られていますが、有効成分がナイアシンアミドであるのは、こちらの美容液(上記の一番左)だけです。

 

ポンプタイプの製品です。

 

名称もややこしいんですが、ちゃんと成分を見てくださいね。

 

どんな人にオススメか?

コーセーモイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンスは、公には「美白」効果しか認められていません。

 

しかし隠れた美肌効果もたくさん期待されます。

 

そのため、どんな人にオススメかというと、

  • 美白ケアしたいけど、刺激があるのは使いたくない
  • 肌荒れ予防、シワ改善もしたい、皮脂分泌を抑えたい

 

という人にはおすすめできます。

 

ただし、ナイアシンアミドは浸透しにくいので、効果はかなりマイルドだと思います。

 

より効果を求めるのであれば、デパコスにチャレンジしてみてください。



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2 件のコメント

  • こちらアマゾンでずっと売り切れだったのですが、最近ようやく買えて、今日届きました!うれしいです。

    あとリクエストなのですが、いつかファンデーションの選び方を教えてほしいです!!

  • コメント失礼致します。
    すみしょうさんの動画を見てフローラドリップを買いました。高いデパコスの製品でなかなか手が出ませんでしたから詳しい解析はとても有り難かったです。
    現在はフローラドリップを使用し、肌がしっとりして大変満足していますが、夏に向けて美白に特化した製品が気になっています。
    こちらのコーセーモイスチュアマイルドホワイトエッセンスと同じメーカーのデパコスラインの中で美白に特化した製品としてはワンバイコーセーやホワイトロジストがあると思いますが、こちらの解析をしていただけたら幸いです。ご検討よろしくお願い致します。

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