日焼け止めの選び方、成分の安全性【SPF表示は信じるな】

日焼け止めの選び方
すみしょう
こんにちは、日焼け止めの研究開発をしていたすみしょう(@smishow01)です。

 

「日焼け止めの数が多すぎて選び方がわからない。SPF・PAとか成分もよくわからないし」

 

このように思われる方も多いと思います。

 

日焼け止めの選び方、注意点をまとめると

  • 日常使いなら大手メーカーのSPF30程度
  • 海などのレジャーはSPF50+
  • 結構たっぷり塗らないといけない

 

上記については、実は、化粧品研究側からしかわからない深い意味があります。

 


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紫外線と日焼け止めのSPFとPAについて

疑問

日焼けは紫外線により引き起こされますが、紫外線は大きく2つに分類され、UVB、UVAといわれます。

 

よく、黒くなりやすいとか、赤くなりやすいという話を聞いたことがあると思いますが、この2つが関係しています。

 

UVB、UVAそれぞれの紫外線に対する防御力を示すのが、SPFとPAです。

紫外線の種類 肌への影響 紫外線防御指標 防御力の数値
UVB 赤くする SPF 1〜50+
UVA 黒くする、シワを引き起こす PA +〜++++

 

SPFは1から50+までの数字で表され、50+は50より上ということを示します。

PAは+の数で表され、+〜++++まであります。

数値が高いもの、プラスが多いものほど紫外線防御力が高いです。

 

紫外線散乱剤と吸収剤、どっちが安全?

一般的に酸化チタン、酸化亜鉛が紫外線散乱剤、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどが紫外線吸収剤と呼ばれます。(酸化チタンなども粒子が細かいと紫外線を吸収するので、この分類が正解とは言えないかもですが)

 

どっちが安全かと言われると、現在のデータだと酸化チタン、酸化亜鉛が安全性高いと思います。

 

紫外線吸収剤は、それ自体が刺激になったり、紫外線で分解されて刺激に感じる人がいると言われています。

血液中に浸透しているというセンセーショナルなニュースもありましたので、今後、規制が検討されると思います。

 

一方、酸化チタンなどもナノマテリアル(直径100nm以下のもの)として、ヨーロッパではリスクがあるとされているので、禁止になる可能性もありますが、今のところ肌に悪いというデータはないようです。

 

ただ、酸化チタン、酸化亜鉛ベースでも、金属アレルギーの人はパッチテストしてから使いましょう。

 

では、紫外線吸収剤は避けるべきなのかですが、長期的なリスクが怖いのであれば避けても良いと思いますが、現時点では私は特に避けてないですね。子供に塗る場合は酸化チタン、酸化亜鉛ベースの方が良さそうかなとは思いますが・・・。

 


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日焼け止めの選び方。大手のSPF30程度が良い

日焼け止めを選ぶときは、大手メーカーのSPF30、PA++くらいを選ぶのが良いと思います。

 

SPF30でも真夏の炎天下の日光を、一般の肌質なら600〜900分、つまり10〜15時間くらい防げます。

真夏でもそれくらいなので、冬とかだともっと防げます。

 

なので、日常使いならSPF30程度で十分です。SPF小さい方が、洗顔とかでも落ちやすいということもありますし、価格も安くなります。

 

SPF50などは夏場とか海とかには良いと思います。

 

メーカーのSPF・PAが正しくない可能性とは?

しかし、先ほど、大手が良いと伝えたのは、大手以外のメーカーのSPF表示が正しくない可能性があるからです。

 

SPFやPAの試験は、各メーカーが外部の試験機関(国内、海外どちらもある)に委託して実験し、その値をもってパッケージに記載します。

 

しかし、この試験機関に問題がある場合があります。

 

とあるアメリカの海外検査期間は、SPF試験を適性に行っていなかったために、FDAが捜査に入り、2019年に社長が逮捕されてます。これは日本の商品もたくさん試験している機関です。

 

SPF50と書かれていても、実際はSPF30くらいだったという報告もされています。

参考:

米国FDAの発表:

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/press-releases/owner-consumer-products-testing-company-arrested-fraud-scheme-involving-fabricated-test-results

ニュージーランドの非営利団体Consumer.の記事:https://www.consumer.org.nz/articles/big-brands-fail-sunscreen-test

 

大手メーカーはその辺りを知ってると思うので、ちゃんと試験していると思います。

 

無名メーカーの日焼け止めなら、安全を見てSPF50+を選んでおくのは良いかもしれません。

 

SPF表示の正しさを確かめる方法はないの?

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SPF表示の正しさを見極める方法はないの?という疑問があると思いますが、実はあります。

 

それが、中国オンラインで売られている日焼け止めを選ぶこと。

 

すみしょう
中国は偽物の国という印象がありますが、それは中国製の化粧品の話であり、日本化粧品の輸入には超厳しいのです

 

まず、中国に日本の化粧品を輸出して販売する際は、中国FDAの厳しい審査を受けます。

 

日本製品に対し、イチャモンをつけてるのかなと思うくらい厳しく審査されます。

そして、中国側がSPF測定をやり直します。

 

そこで、しっかりとした数字が出たもののみ、ようやく輸出可能になります。

 

中国の最大オンラインショップが天猫(Tmall.com)なので、そこで販売されているか見てみると良いです。

 

参考までに、「SPF shiseido」と検索した結果です。

 

ちなみに、大手メーカーは、資生堂、花王、ポーラ、コーセーあたりです。

 

日焼け止めを正しく塗れていない人が多い。しっかり塗るべし

日焼け止めは、みんな少なく塗りすぎてます。所定量の6割くらいというデータもありました。

 

日焼け止めの正しい量はこれくらいです

顔小さめの人で0.6gくらい必要なので、結構多いです。

よく、ミルクタイプのものは一円玉2個分、クリームタイプのものはパール粒2個分と言われます。

日焼け止めのよくある質問

SPFが高いものを薄く塗るのはあり?

または、SPFが高いものを使って薄く塗るのも、まあ、ありっちゃありかなと思います。

以下のような報告がありますので、1/4でもSPF20〜30にはなるようです。

 

白くなるのがいや

酸化チタンは、光を散乱させる効果が強く、酸化チタンベースのものは厚塗り感が出やすいです。

 

微粒子のままならいいんですが、酸化チタンが集まって大きな粒子になり、余計白く見えることがあります。

 

小さな粒子に分散すると透明性が高いのですが、技術がいるので、大手は安心度が高いです。

 

もしくは酸化亜鉛メインのものは比較的透明感が高く、紫外線吸収剤はかなり透明感が高いです。

 

日焼け止めに塗り直しは必要?

日焼け止めは衣類のこすれや汗などによって落ちるので、海いったり、夏馬はこまめな塗り直しが必須かと思います。UVフェイスパウダーとかスプレーが使いやすいと思います。

 

日常だと擦らなければ、塗りなしはしなくてもいいんじゃないかと思います。

 

日焼け止めの洗い方(落とし方)を教えて

最近は、石鹸で落ちると訴求しているものが多いです。

しかし実際には、クレンジングでやらないと落ちないものも多い印象です。

 

ただ、仮に皮膚の溝に少し残ってたとしても、ゴシゴシ洗いすぎる方が肌によくないと考えていますので、普段通り、クレンジング→洗顔という流れがいいと思います。

 

使用シーンを考えたおすすめ日焼け止め【3つ】

黒板に記載された星

日焼け止めは、使用シーンを考えると、3パターンを持っておけば安心です。

  • デイリー用日焼け止め
  • レジャー用日焼け止め
  • 顔への塗り直し用のスプレータイプの日焼け止め

 

すみしょう
私が実際成分解析し、使ってみた結果でのオススメであり、情報はアップデートされることをご了承ください

 

おすすめのデイリー用日焼け止め・ノーマル肌向け

以下の条件をクリアしたものがオススメです。

  1. SPF50+、PA++++
  2. 洗顔フォームで落とせる
  3. 中国ECで販売されている

 

これらを満たす日焼け止めでいいなと思っているのは、花王のアクアリッチウォータリーエッセンスです。

 

感触もみずみずしく、ベタつきが少なく、花王独自のカプセル化紫外線吸収剤を一部使っており、安全性にも配慮された設計です。

 

中国大手ECショップの天猫でも販売されています。

 

ただ、エタノールが入ってるので、アルコールに弱い人はちょっと刺激があるかもしれません。

 

実際、私も使ってるのでレビューをみてみてください。

関連【元研究者が解析】アクアリッチウォータリーエッセンスのレビュー

 

 

おすすめのデイリー用日焼け止め・敏感肌向け

エタノールが苦手な敏感肌の人にオススメなのが、ノエビアのNOV UVシールドEXです。

 

アルコールフリーかつ、紫外線散乱剤のみを使っているノンケミカルタイプです。

 

伸びの良さなどの使用感触は劣りますが、ノンケミカルでここまで使用感を良くしたのは素晴らしいと思います。

 

石鹸で落とせるのもポイントです。

 

おすすめのレジャー用日焼け止め

以下の基準をクリアしたものを選びましょう。

  1. SPF50+、PA++++
  2. ウォータープルーフ
  3. 中国ECで販売されている
  4. 比較的安い

 

海やプールなどのレジャー用として使う日焼け止めは、体にもたくさん使うので、価格も安い方がいいです。

これらを総合すると、花王のアクアリッチウォータリージェルがオススメです。

 

ウォータープルーフでありながら、感触もみずみずしく、カプセル化紫外線吸収剤を使っていますし、エッセンスに比べると1g単価も安いです。

 

体に使うことを考えると、大容量を買っておく方がお得ですね。

おすすめのスプレー日焼け止め

日焼け止めは、こまめに塗り直すことが推奨されています。

 

体への塗り直しは、普段のものでいいのですが、メイクをしている顔へ塗り直すのは難しいですよね。

 

そこで重宝するのが、スプレータイプの日焼け止めでして、選び方の基準は以下をクリアしたもの。

  1. SPF50+、PA++++
  2. 中国ECで販売されている
  3. 酸化チタン、酸化亜鉛が入っていない

 

酸化チタンや酸化亜鉛が入っていると、白く浮いて見えてしまうので入ってない方がいいです。

これらをクリアしたのが、資生堂のアネッサ パーフェクトUVスプレーアクアブースターです。

 

ウォータープルーフ効果も高いです。

 

なおかつ、石鹸でも落としやすい資生堂の技術が詰まっているので、デイリー、レジャー両方とも使いやすいです。

 

また、髪の毛や、ストッキングの上からでも使用することもできるのですが、酸化チタン、酸化亜鉛が入ってないので白くならないです。

 

 

まとめ

  • 日焼け止めはSPF50+のもの(大手メーカーならSPF30以上のもの)を選ぶ

 

不安な場合はSPF50+以上を使いましょう。

大手なら30以上で大丈夫です。

 

ぜひ毎日使って、シミシワを防ぎましょう!

 

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