ダイアンミラクルユーシャンプーの成分解析!【元化粧品研究職が解説】

ダイアンミラクルユーシャンプー成分解析

ダイアンというシャンプーがドラッグストアで有名ですが、ラインナップがたくさんあります。

 

今回は、ダイアンミラクルユーシャンプーについて、成分を解析し、どんな特徴があるか調べてみました。

 

すみしょう
結論から言うと、泡立ちが良く、毛髪ケア成分にこだわりがあるが、洗浄力は強そう。という印象です。

 


ダイアンミラクルユーシャンプーの基本情報

ダイアンミラクルユーシャンプー成分解析
メーカー ネイチャーラボ
製造販売元 メディコス製薬
価格 450ml 968円
特徴 枝毛ケア、ダメージケア、カラー落ち防止、ツヤ、まとまり

特徴が多すぎて伝わりづらいです。

オールインワンみたいな感じになってますね。

 

ダイアンミラクルユーシャンプーの成分解析

※アニオン:陰イオン性界面活性剤 カチオン:陽イオン性界面活性剤 ノニオン:非イオン性界面活性剤 両性:両性界面活性剤 CO:キャリーオーバー成分

成分 説明 推定配合率(%)
ベース 70
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na アニオン、洗浄 10
コカミドプロピルベタイン 両性、洗浄 5
コカミドメチルMEA ノニオン、泡改善、粘度調整 3
ココイルグルタミン酸TEA アニオン、洗浄 1
バターエキス 毛髪ケア 1%以下
加水分解ケラチン(羊毛・カシミヤヤギ) 毛髪ケア 1%以下
ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 毛髪ケア、カチオンポリマー 1%以下
クロトウヒ樹皮エキス 毛髪ケア 1%以下
アルガニアスピノサ核油 毛髪ケア 1%以下
オプンチアフィクスインジカ種子油 毛髪ケア 1%以下
スクレロカリアビレア種子油 毛髪ケア 1%以下
ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン 毛髪ケア、カチオン 1%以下
セラミドNG 毛髪ケア 1%以下
セラミドAG 毛髪ケア 1%以下
セラミドNP 毛髪ケア 1%以下
セラミドAP 毛髪ケア 1%以下
セラミドEOP 毛髪ケア 1%以下
クオタニウム-33 毛髪ケア、カチオン 1%以下
PG 溶剤 1%以下
BG 溶剤 1%以下
ポリクオタニウム-10 毛髪ケア、カチオンポリマー 1%以下
塩化Na 安定化、粘度調整 1%以下
コレステロール 毛髪ケア 1%以下
ココアンホ酢酸Na 両性、洗浄 1%以下
ココイルメチルタウリンNa アニオン、洗浄 1%以下
クオタニウム-18 毛髪ケア、カチオン 1%以下
グリセリン 溶剤、CO 1%以下
クエン酸 pH調整 1%以下
EDTA-2Na キレート 1%以下
安息香酸Na 防腐 1%以下
フェノキシエタノール 防腐 1%以下
香料 香料 1%以下

シャンプーの使用感に影響しているのは、黄色編み掛けの界面活性剤、緑編みかけのヘアケア成分です。

大まかな処方としては、以下のように推察されます。

  • 水…70%
  • 界面活性剤(アニオン、両性)…20%前後
  • 毛髪ケア成分(カチオンポリマー、カチオン)0.1〜0.5%
  • その他…残部

 

シリコーンフリーシャンプーです。

 

その他のエキス類やオイル成分は微量の、キャッチコピー成分と思ったら良いと思います。

 

以下、気になる成分、処方の特徴をピックアップします。

 

オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

メインの洗浄成分は、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naという硫酸エステル系と呼ばれるもので、ドラッグストアシャンプーにはよく使われる洗浄成分です。AOSとも呼ばれます。

 

泡立ちがよく、刺激もラウレス硫酸Naに比べて少なく、アミノ酸系よりは刺激があると言われたりします。

 

ただ洗浄力は強めなので、私としてはもっとマイルドな洗浄成分が良いなと思います。

 

アニオン+両性+ノニオン

アニオンであるオレフィン(C14-16)スルホン酸Naに、両性のコカミドプロピルベタインを加え、さらにノニオンのコカミドメチルMEAを加えることで、シャンプーの粘度をつけている処方です。

 

アニオンに両性を加えるとことで、アニオンの刺激緩和効果も狙っていると思います。

 

カチオンポリマー

  • ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド
  • ポリクオタニウム-10

 

毛髪に吸着して指通りを改善したりするのが、カチオンポリマーで、シャンプーには必ずと言っていいほど使われる高分子です。

 

カチオンというのは、「プラスの電気を帯びた」という意味であり、プラスの電気を帯びた部分をたくさん持つ化合物ということになります。

 

カチオンポリマーはアニオンによって、シャンプー中に溶けています。併用することにより、シャンプーすすぎ時に「コアセルベート」という指通りなどをよくする複合体を形成します。

 

コアセルベート

シャンプー中ではカチオンポリマーが、界面活性剤によって溶けていますが、すすぎ時に希釈されると析出して濁ってきます。この濁り成分は、カチオンポリマーと界面活性剤の複合体であり、「コアセルベート」とよばれます。界面活性剤、カチオンポリマーの種類により、すすぎ時の指通り、乾燥後のしっとり感が変わってきます。

 

シャンプーのコアセルベート

 

引用:ユニオックスST-60E原料資料/日油(株)

 

ヒドロキシプロピル…はグアーガムという高分子が骨格であり、ポリクオタニウム-10はセルロースという高分子が骨格です。

 

高分子なので、メインの骨格、分子量、電気の密度によってできるコアセルベートが異なり、髪の感触は変わります。

 

カチオンポリマーを2種類使うと言うのは、かなりこだわりを持っている印象です。

 

カチオン界面活性剤

  • ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン
  • クオタニウム-33(ラノリンカチオン)
  • クオタニウム-18(ジアルキルカチオン)

 

毛髪に吸着して髪を疎水化する毛髪ケア成分です。プラスの電気を帯びています。

クオタニウム-33や18というのを配合するのは、珍しい気がします。

 

カチオンは界面活性剤の中では、刺激リスクが少し高いです。


ダイアンミラクルユーシャンプーはどんな人におすすめ?

毛髪のダメージがある方、しっとりまとまりを与えたい方に良いと思います。

 

ダイアンシリーズの中でも、カチオンポリマーを2種類配合しているのはミラクルユーだけだと思うので、かなりこだわっていると思われます。

 

一方、洗浄力が高そうなので、比較的皮脂が多い方にはいいと思いますが、頭皮が乾燥しがちな方は、もしかすると洗浄力が強いかもしれません。

 

まとめ

ダイアンのミラクルユーシャンプーの洗浄成分はオレフィン系ですので、泡立ちが良いと思われます。しかし洗浄力が、高めなのがネックかなと思います。

 

カチオンポリマーが2種類使われているので、使用感にかなりこだわってそうな印象です。普通はポリクオタニウム-10を使いますが、グアーガムも混ぜているので、しっとりまとまるヘアになると思われます。

 

キャッチコピー成分が多すぎてよくわからなくなっているので、推したい成分だけ使ったらいいのにと思います。〇〇エキスなどは、洗い流し製品にはあまり意味がないと思いますので。


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