牛乳石鹸ビューティクリームの使用感レビューと成分解析

牛乳石鹸クリームの缶の表面

牛乳石鹸のカウブランドといえば、赤い箱の石鹸が有名ですが、スキンケア用のクリームが大人気なのをご存知でしょうか。

 

牛乳石鹸のクリームは2019年10月に全国発売され、SNS等で話題になり一気に売り切れ。2019年11月ではプレミア価格としてメルカリで5倍の価格で売られていました。

 

今回は、その牛乳石けんビューティークリームについて、使用感レビューや成分解析しました。

 

すみしょう
定価700円でしたが、メルカリで3500円で入手しました。

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牛乳石鹸ビューティクリームの基本情報

牛乳石鹸クリームの缶の表面
商品名 牛乳石鹸赤箱ビューティークリーム
メーカー 牛乳石鹸共進社株式会社
製造販売元 牛乳石鹸共進社株式会社
価格 80g 700円(税抜)
特徴
  • ミルクバター(乳脂:お肌の保護成分)、スクワラン(うるおい成分)配合でしっとり。さらっとしてベタつきにくい使用感にこだわり。
  • 身体だけでなくお顔にも全身に使える
  • 赤箱の香りが手軽にどこでも楽しめる
  • 持ち運びやすさも考慮

赤いアルミ缶なので、ニベアのクリームを意識しているのでしょうか?

見た目はニベアよりコンパクトで可愛い缶じがあります。

 

牛乳石鹸ビューティクリームの成分解析

赤箱ビューティクリームの裏面

以下、各成分の説明と予想配合率です。

牛乳石鹸ビューティークリーム
成分 説明 予想配合率(%)
ベース 70
パルミチン酸エチルヘキシル エステル油、エモリエント 8
グリセリン 多価アルコール、保湿 5
BG 多価アルコール、保湿 5
オリーブ果実油 油脂、エモリエント 5
ベヘニルアルコール 高級アルコール、乳化補助、感触調整 2
ステアリン酸グリセリル(SE) ノニオン、乳化 2
水添パーム核油 油脂、エモリエント 2
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー 高分子、乳化、増粘 1%以下
ミツロウ ミツバチ由来、感触調整 1%以下
乳脂(牛乳) 牛乳由来、コンセプト 1%以下
スクワラン 炭化水素、コンセプト 1%以下
ジメチコン シリコーン、感触調整、消泡剤 1%以下
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) エステル油、エモリエント 1%以下
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) エステル油、エモリエント 1%以下
キサンタンガム 高分子、増粘、感触調整 1%以下
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa ペリセア、保湿 1%以下
グリチルリチン酸2K 甘草由来、抗炎症 1%以下
エチルヘキシルグリセリン エーテル、防腐 1%以下
トコフェロール ビタミンE、酸化防止 1%以下
EDTA-2Na キレート、安定化 1%以下
フェノキシエタノール 防腐 1%以下
香料 香料 1%以下

 

大まかには、以下のようになると思います。

  • 水…70%
  • 保湿…10%
  • 油…15%
  • 界面活性剤…2%
  • その他…残部

 

また、クリームは乳化状態によって大きく2つに分けられます。

  • 水の中に油が分散したO/W乳化(Oil in Water)
  • 油の中に水が分散したW/O乳化(Water in Oil)

 

処方を見ると、牛乳石鹸クリームは前者のO/W乳化でウォーターベースのクリームです。

 

ベースとなる成分は一般的によく使われるものです。

 

また、パラベンフリーのために防腐剤をフェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリンを使っているのがこだわりですね。

 

牛乳石鹸としては、カウブランドということで「乳脂」を訴求していますが、1%以下成分なので、そこまで感触や保湿感に影響ないのではと思います。

 

以下、特徴成分をピックアップしました。

 


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特徴成分をピックアップ

ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)

保湿効果の油である、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)は、セラミドのようにラメラ構造を形成して保湿効果を高める働きがあります。

良い成分です。

 

ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)

水を抱え込む力が強い油です。

普通は油は水となじみにくいのですが、この成分はオリーブ油やワセリンよりも水を抱え込みます。

しっとりとした感触を付与します。

 

グリチルリチン酸2K(GK2)

医薬部外品の抗炎症成分としても使われる成分です。

化粧品なので、抗炎症は訴求できないですが、良いセレクトだと思います。

 

ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)

これは非常に良い成分だと思います。

ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは、商品名「ペリセア」とよばれる、多機能保湿成分です。

 

ちょっと構造を見て欲しいのですが、ペリセアは一般的な界面活性剤と異なり、双子型界面活性剤と言われます。(私も大学院時代によく研究していた構造です)

界面活性剤と双子型界面活性剤

ペリセアは、図の右側のように、2つの疎水基(油になじみやすい)+2つの親水基(水になじみやすい)=2鎖2親水基型と呼ばれる独特の構造を持ってます。

 

そのため、角層に浸透してラメラ構造という高保湿構造体を形成しやすいです。

 

この成分は価格が高く、売価700円のクリームではそこまで多く配合されていないとは思いますが、良いセレクトをされていると感じます。

 

牛乳石鹸ビューティクリームの使用感レビュー

牛乳石鹸クリームの缶の中身

塗り心地は、みずみずしく伸びが良いクリームです。

 

乾きぎわはベタつくと思いましたが、乾くとさらっとしています。しかしうるおいは適度に感じられます。

 

そして缶のふたに特徴があり、パカって開けるタイプではないんですよ。回して開けるタイプです。

なので持ち運びするときもこぼれにくそうなので安心感があります。

 

ただし、注意点があります。

 

香りが強すぎてきついです。

 

体に塗るにはいいですが、顔に塗る場合は、いつまでもこの香りがするので私は苦手でした。

無香料か、もう少し配合量を減らして欲しいです。

 

まとめ

ベースは一般的な処方ですが、ラメラ構造形成系の油分を配合したり、保湿力もあり、真面目な保湿クリームだと思います。

また、パッケージは赤いアルミ缶でコンパクトで可愛いです。

ただ香りがきついのには注意です。



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