【バルクオム洗顔】使用感評価と成分解析【元コスメ研究職が語る】

化粧品処方研究家のすみしょうです。

 

バルクオムの洗顔フォームは、メンズコスメで非常に人気が高くおしゃれなブランドです。

ブランドアンバサダーに窪塚洋介さんを使っており、非常にカッコ良い世界観に仕上がっています。

(ちなみに、ブランドのバルクは「中身」、オムは「男性」を意味する。)

 

ネット情報をみると、非常に評価が高いのですが、実際どうなの?

 

ということで、バルクオムの洗顔フォームを実際使ってみた使用感、価格評価、成分解析をしました。

 

youtube動画でも解説しています。

<成分解析>

<使用感レビュー>

すみしょう
泡質が良く、洗い上がりもツッパリにくいので使用感は良好です。ただ、値段がちょっとお高いのが気になります。

 

バルクオム洗顔の評価まとめ

  • 泡だてネットがないと泡だてにくい
  • 泡質は超クリーミーで弾力があって気持ちよく洗える
  • ツッパリ感が少ない
  • リンゴ幹細胞培養エキスなどの高いエキスは配合不要だと思う
  • 価格が高いのがネック
  • 香りはさわやかな青リンゴ系で私は好き

バルクオム洗顔フォーム「THE FACE WASH」のスペック

バルクオム

引用:バルクオム公式ホームページ

 

商品名 THE FACE WASH
発売元 株式会社バルクオム
製造販売元 株式会社サティス製薬
価格 2,000円
容量 100g
どれくらい持つか? 朝・夜の使用で1ヶ月(60回)
洗顔1回の価格 33円

 

まず、バルクオムの洗顔の容器は、珍しいパウチ容器というものです。

また、バルクオムの洗顔フォームは「THE FACE WASH」というまっすぐな男らしい名前です。

 

企画して発売しているのは株式会社バルクオムですが、実際中身を作っているのは、有名な化粧品OEM会社のサティス製薬です。

 

サティス製薬は技術力のあるOEMなので結構好きです。

パウチ容器に洗顔フォームのような硬いクリームを充填するのは非常に難しいので、技術力あるなあと思います。

 

しかし、後述しますが、価格が高い。それがネックです。

 

バルクオム洗顔フォーム「THE FACE WASH」の成分解析

バルクオム洗顔パッケージ成分表示

成分解析の前に、キャリーオーバー成分について、解説します。

 

キャリーオーバー成分とは?

原料に安定化等の目的で配合されており、本製品に配合した時にその影響がない成分。要するに超微量成分です。

例えば、「アップルタイザーB」という原料があり、その組成がリンゴ果実エキス1%、BG30%、水69%とします。このとき、原料におけるBGの役割を防腐剤とします。

原料「アップルタイザーB」を商品に1%配合したとしたら、商品中のBGの配合量は0.3%となります。この配合量は非常に少ないので、商品においてBGは防腐剤として働きません。

こういう成分をキャリーオーバー成分と言います。

 

では、解析です。

成分名 成分の説明 推定配合率
カリ含有石ケン素地 石けん、洗浄 30〜40%
ベース 30%
グリセリン 保湿、製剤の安定化 10%
ソルビトール 保湿、製剤の安定化 10%
BG 保湿、製剤の安定化 5%
クレイミネラルズ 感触改良 5%
ベントナイト 感触改良 5%
リンゴ果実培養細胞エキス 保湿 0.1%以下
温泉水 保湿 1%以下
ユズ果実エキス 保湿 0.1%以下
チャ葉エキス 保湿 0.1%以下
セイヨウシロヤナギ樹皮エキス 保湿 0.1%以下
加水分解シルク 保湿 0.1%以下
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル エステル、エモリエント 1%以下
グリセリルグルコシド 糖骨格の保湿 1%以下
トコフェロール 酸化防止、キャリーオーバー 0.1%以下
キサンタンガム 粘度調整、キャリーオーバー 0.1%以下
レシチン 乳化剤、キャリーオーバー 0.1%以下
水酸化Na pH調整、キャリーオーバー 0.1%以下
グリシン アミノ酸、キャリーオーバー 0.1%以下
エタノール 溶剤、キャリーオーバー 0.1%以下
フェノキシエタノール 防腐、キャリーオーバー 0.1%以下
香料 香料 1%以下

バルクオム洗顔フォームは、カリ含有石けん素地を使った一般的な弱アルカリの洗顔料です。

おおまかな処方を推定すると、以下の感じだと思います。

  1. 洗浄成分…石けん(カリ含有石ケン素地)が30〜40%
  2. 水…30%
  3. 保湿成分…グリセリン、ソルビトールなどが20%
  4. クレイ…クレイミネラルズ、ベントナイトが10%
  5. 植物エキス…リンゴ果実培養細胞エキスなどが0.1%以下

 

気になる成分をピックアップします。

 

カリ含有石ケン素地

水酸化カリウム(水酸化K)と脂肪酸の中和で作られた石けんのことです。アニオン界面活性剤であり比較的高い洗浄力を持ちます。

カリ含有石けん素地の中身は非公開ですが、使われている脂肪酸は、1つではなく複数の混合物のはず。

 

一般的には、ラウリン酸K、ミリスチン酸K、パルミチン酸K、ステアリン酸Kの4つをバランスよく組み合わせます。

組成は非公開ですが、泡の感触から、ステアリン酸とかパルミチン酸などの脂肪酸が長いもの(高級脂肪酸といいます)が多く配合されていると思います。

 

ちなみに、ラウリン酸Kが多く配合されているものは、人によってはピリピリした刺激(スティンギング刺激)がでることがありますので気をつけてください。

 

クレイミネラルズ・ベントナイト

いわゆるクレイ(泥)で、主成分はモンモリロナイトという鉱物です。

バルクオムのクレイは栃木県産のものだそうです。

 

これらのクレイは薄い板状の構造をしており、洗顔後に肌に微量に残ることで、すべすべした感触を与えるものと考えられます。

 

クレイ成分は細かい穴が無数に空いているので、「皮脂吸着」「汚れ吸着」などが可能と訴求されることが多いですが、洗顔フォームに配合しても、個人的にはそんなに効果ないと思っています。

 

また、注意点としては、クレイのような微粒子は目に入ると角膜を傷つける恐れがあるので、目に入らないように注意して下さい。

 

厚労省からも注意喚起がでています。

スクラブ等の不溶性成分を含有する洗顔料の使用上の注意事項について

 

リンゴ果実培養細胞エキス

「4か月腐らないリンゴ ”ウトビラー・スパトラウバー”の幹細胞を培養」という魅力的なキャッチコピーのエキス。

 

スイスの原料メーカーMibelle BiochemistryのPhytoCell Tec Malus Domestica(フィトセルテックマルスドメスティカ)という原料を配合されているのかなと思います。

 

しかし、洗顔フォームなどに植物エキス等を入れても、洗い流されるので保湿効果はほとんどないと考えて良いと思います。

 

むしろ、植物エキスはべらぼうに値段が高いので、洗顔からは削除してもらって、末端価格をもっと下げて欲しいですね。

なお、スキンケア製品に植物エキスを配合するのはありだと思います。

 

すみしょう
洗浄系において、お肌に残って保湿感を出してくれるのは、分子量が大きいもの、油性成分と覚えておけば良いでしょう。

 


バルクオム洗顔フォームを実際使ってみて評価

泡、すすぎやすさ、洗浄力、洗い上がりの感触、香り、価格について評価しています。

泡ですが、専用の泡だてネットを使わないと泡立てるのが非常に難しいです。

 

泡立てネットでやると、非常にクリーミーで弾力のある泡ができます。

バルクオム洗顔の泡だてネット

 

そして、これくらいボリューミーできめ細かい泡ができるので、肌を過度に摩擦せず泡で優しく洗えます。

ちなみに、水を加えすぎない方がよりきめ細かく、弾力のある泡ができます。

バルクオム洗顔泡立ち泡質

また、よく泡立ててきめ細かい泡になるほど、界面活性剤がお肌に残りにくくなるという花王の研究報告があるので良く泡だてましょう。

 

すすぎのしやすさ

一般的な石鹸系洗顔と同じくらいのすすぎやすさで、速いです。

弱酸性洗顔のように、いつまでもぬるぬるしていることはないです。

(ぬるぬる系は、朝洗顔で時間がないときにイラつきますからねw)

 

洗浄力

私は結構なオイリー肌ですが、しっかり皮脂は落ちます。ただ、鼻の黒ずみはなかなか落ちません。

というか、鼻の黒ずみケア系の洗顔で、すぐ落ちる洗顔があれば教えてください。

 

洗い上がりの感触

いい感じにさっぱりしますが、過度につっぱることがありませんので良い感触です。

 

安い石鹸洗顔フォームは、顔がカピカピになって粉をふくのですが、バルクオムの洗顔はそんなことはなく、つっぱりませんでした。

 

おそらくですが、クレイミネラルズやベントナイトなどの板状結晶がお肌に残って、すべすべとした感触を演出しているものと思います。

 

ただ、弱酸性洗顔料で洗った時のようなしっとり感には劣ります。

 

香り

さわやかな青リンゴ系の香りですね。おそらく合成香料だと思います。

 

私は、合成香料は安っぽい香りがするのであんまり好きじゃないのですが、バルクオムの洗顔は高級感があって良い香りでした。調香師が良い仕事をしているなと思います。

 

私的にはちょっとおじさんの香りに感じる
すみしょう
女性ウケは…かもですね

 

価格

バルクオムの一番のネックは価格が高いことです。

100gで2,000円であり朝晩使用で1ヶ月分なので、1回あたりの価格が33円です。デパコス級に高いです。

クレイ、リンゴ果実細胞培養エキスなどが価格を押し上げている感がありますね。

 

泡と洗い上がりの感触が良好なので、多少高いのはいいんですが、ちょっと高すぎるかな。

個人的には1回の洗顔で20円くらいにしてほしいですね。ドラッグストアの洗顔だと5〜10円くらいですので。

 

バルクオム洗顔を最安値で買うならアマゾン?楽天?公式?

バルクオムの洗顔はアマゾン、楽天、公式サイトでも買えます。

値段はどこも変わらず2,000円(税抜き)です。

ただ、公式泡だてネットは600円もするので、あえて買う必要はなく、100均のもので十分だと思います。

ちなみに、公式サイトからなら、初回のみ500円でバルクオムのスターターセットが買えます。

バルクオム初回500円セット
  • 洗顔
  • 化粧水
  • 泡だてネット

 

がついてきますので、私はこのセットを買いました。

 

ただし!

 

2ヶ月継続が条件で、1ヶ月で中止するならキャンセル料が3,000円かかりますので、合計3,500円はかかることに注意です。

また、解約は電話のみです。(引き止めはありませんでしたが)

 

このセットを普通に単品で買うと、化粧水が3,000円なので、合計5,600円になります。

 

なので、洗顔と化粧水を使ってみたい方は、キャンセル料を払ったとしても2,000円安いので、公式サイトから買った方がお得だと思います。

メンズコスメ BULK HOMME(バルクオム)ONLINE STORE

 

以上、ありがとうございました。


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